2018年2月25日

ミニコラム・ちょろけん(仮) #37

先日かかった病院で「抜萃のつゞり」(ばっすいのつづり)という小冊子が配布されていました。

ISBNのついていないこの自費出版と思われる小冊子は、どうやら様々な媒体に掲載された一年分のコラムを、各著者と版元の許可を得てまとめたもののようです。発行元は(株)クマヒラという会社。しかしそこでお坊さんや財界人、各界の著名人(假屋崎省吾や光浦靖子なんかも寄稿していたり)が語っているコラムの内容はみんなどうにも模範的というか、社会的にまったく正しいことばかりでどうにも読んでいて居心地が悪い。性根のひねくれたはみ出し者であるわたくしは、まるである種の心理操作を受けた人が目をキラキラさせながら語っているかのような不気味さを読みながら感じてしまったのでした。

そこであらためて気がついたのが「影」の大事さ。光があるところには影が生じないと不自然ですし、ネガティブな感情を一切持たない人間というのもいないはずなんですよね。  「水清ければ魚棲まず」の格言…とはちょっと意味がズレるかもしれませんが、やっぱり何かしら影というか人間臭さを感じさせない人というのは警戒してしまう。たとえばこういうちょっとしたウェブ上の読み物でも、あんまり「職場の教養」みたいなことばかり書いてあるとやっぱり薄気味悪いですし。もちろんその逆の、光の部分がまったくない露悪的なものもナンセンスですが、それはそれとしても適度に影・毒・人間臭さみたいなものを織り交ぜていくのはバランス感覚として大事ではないかなあ、と思いました。ウンコブリブリブー。

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